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2023/10/20記事
運送業界の「2024年問題」を簡単にご説明(有限会社ヤマツウサービス)
運送業界で言われている「2024年問題」を耳にしたことはありますか?
2024年問題とは、以下のことを示しています。
2024年4月1日から、働き方改革の一環で改正案が適用されます。
・時間外労働に上限がはいる
時間外労働が年間960時間(月間80時間)に制限
・時間外労働の割増賃金率の引き上げ
時間外労働が60時間を超える場合、割増賃金率が50%へ
・同一労働、同一賃金
雇用形態によって賃金に変動がありますが、雇用形態に関わらず同一労働に対しては同一の賃金を支払う
これらによって考えられる結果として、運送会社の利益が減少すること、荷主の運賃引き上げによる商品への価格転嫁、ドライバーの賃金が減少、ドライバーの離職などがあります。
ちなみに、これらは運送業者としての課題で挙げられますが、時間外労働の上限に関しては、自動車運転業務であるトラックドライバーのみならず、タクシーやバスの運転手も含まれています。
近年はネット通販での買い物をされる方も増えて、運送業者に課せられる役割も増えてきています。
ですが、物流に関わる人々は多くの課題に向き合いながら、みなさまの生活を支えられるように頑張っていますので、物流業界に対してもぜひ関心を持っていただけると幸いです。