2023/05/05記事

品薄の原因にもなった「コンテナ不足」…なんで起きるの？(有限会社ヤマツウサービス)

コロナ禍において「コンテナ不足」によって輸入が間に合わず、一部では品薄状態が続いている…とニュースなどで耳にしたことはありませんか？

しかしこの「コンテナ不足」は、コロナだけでなく日常の中でも起こりうるものです。
コンテナは到着した輸入地で空になったコンテナを返却する必要がありますが、悪天候やストライキ、紛争、大規模災害によって作業が滞ってしまうことがあります。
コロナ禍においては作業員が集まらなかったり、受取自体がストップしていました。

また、輸出と輸入のバランスが取れていないと、空のコンテナが戻ってきにくくりますよね。運送費の関係などもありますが、航路の選定や輸送量を見極めながら空コンテナの輸送も行っています。

次に、輸出量の急激な増加もコンテナ不足につながります。輸出量が増大してしまうと、輸送にてコンテナを使い切ってしまいますし、持って帰ってくる空コンテナは輸出量と同数か以下になります。そのため輸出地ではコンテナ不足が発生するのです。

近年はコロナ禍によるコンテナ不足が顕著になりましたが、国際的に物流量が増加したわけではないので、地域間でのバランスが整ったり、コンテナ生産が追いつくと解消されていくと思われます。
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